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海外工場の課題と解決の方向性


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特に海外工場で問題意識が高い課題
≪No.1 or No.2≫
原価
品質

国内でも同じだが、特に海外工場では「原価」と「品質」への
問題意識が高いことが過去のヒアリングから確認されている。
これは数少ない管理者が、多くの現地従業員を指導して
「原価低減」「品質向上」への取組みをどう実施するべき
なのか?有効な手を打ちあぐねていることを意味している。
≪No.3 or No.4≫
在庫
欠品

購入品在庫・中間仕掛在庫・完成品在庫等工場の各所に
散在している大量の在庫を作業者任せでチェックシート(紙)に
よる管理をしているのが通例だが、これでは
生産計画→在庫管理→調達計画
と情報をつなげることもできず、減耗損(在庫消失)
発生してしまう。
≪No.5 以下≫
リードタイム
納期

いままでの海外工場は安い労働力を武器に人海戦術で
大ロット生産してきた傾向があり、あまり納期面での問題は
意識されてこなかった。
ただし、これからはどの国でも労務費高騰が顕著になる
なかで「必要なものを必要な時に必要なだけ製造する」ことが
避けて通れなくなる。
重要なことは何かひとつ手を打てば解決するということではなく、複数の解決策を組み合わせて順次実施することで、総合的に海外工場のレベルを上げていく取り組みをしなければならない、ということ。